ABOUT

soi ho soi
染衣 

ここは、鎌倉の西のはずれ。
鎌倉山のふもと。
〈 soi ho soi 〉の朝はにぎやかな鳥の声で始まります。
大釜に火入れし、蒸木箱をのせて、
しゅんしゅんの蒸気の中、染板の上に真白な手織布を張り、
私たちのものづくりは始まります。
木で、手で、刺繍針で、
染め重ね、チクチク刺して、描いていく。
一点ずつ時間をかけて育てた〈もの〉たちは、〈もの〉ながら、一つ一つ〈物語〉をつむぐ力を持っています。
〈物語〉といっても私たちがつむぎたいお話は、特別なお伽話ではありません。
お出掛けが気怠い時に、羽織るとちょっぴり元気になってお外に出られたり、ふんわり巻いた絹が頬に触れた時に、幼子の記憶 母の優しい手を想ったり。
日日の暮らしの中でご自分だけの物語をつむぐお手伝いができたなら。

こつこつ ちくちく
こつこつ ちくちく

ようよう完成した作品を、鎌倉の風にあてて問うてみる。
自然の光と風は正直です。
〈soi ho soi〉の仕事は、自然と仲良し。
一つ一つの物語を鎌倉の風を感じながらお楽しみ頂けますと幸いです。